本日は、東京大学の量子コンピュータ、オープンソースのサンドボックス、最近のAI事情についての話を取り上げます。
①東京大学、IBM製の最新量子コンピューターを稼働【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC275M70X21C23A1000000/
おじさんから一言:現状で127量子ビット。まだ不安定なところもあり、そのへんのパスワードが全部解読されてしまうような日が来るまでにはまだ時間があると思いますが、パスキーを始めとした脱パスワードも進めつつ、量子コンピュータも発達させつつと、技術革新を見守っていきたいですね。
②オープンソースの自動マルウェア解析システム「CAPEv2」のご紹介【NECセキュリティブログ】
https://jpn.nec.com/cybersecurity/blog/231124/index.html
おじさんから一言:なかなか良さそうなので試しているのですが、VirtManagerにWindows10をインストールするところで毎回ブルスクになってしまい、おしい感じです。あとちょっとなんだけどな…。 当研究所でもノートPCにUbuntu22.04をOSインストールして、その上にCAPEv2を構築できました。検体をアップロードすると自動で解析してくれるタイプなので、ANY.RUNのように自分で触りながら挙動を確認できるものではありません。例えば、検体をVirusTotalにアップロードしてしまうと無料アカウントでは外部公開されてしまうので利用するのを躊躇うような場合、こういったツールを構築できていると情報漏洩の心配なく調査できるかと思います。
③OpenAIのお家騒動で浮き彫りに、気になる「AI過激派」の台頭と対立【日経XTECH】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00692/112200120/
おじさんから一言:その勢力次第ではターミネーターの世界にもなるし、ドラえもんのような世界にもなるし、ということですかね。ドラえもんの方が良いなぁ。