先日11/3にお邪魔してきました。モノクロでも写真📷は情報量多い!
購入させていただいた図録をめくりながら振り返っていますが、何と申して良いやら、なかなか言葉にするのに時間がかかっております。
宮嶋茂樹作品展 「東京都硫黄島・北海道国後島」
https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2023/09/11/34018/
開催期間:2023年10月31日(火)〜2023年11月26日(日) 10:00~17:00
※休館日:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
開催場所:JCIIフォトサロン(東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 1F)
入館料 :無料
【硫黄島】
前半は島の地形や日本軍の残した足跡、当時駐留していた自衛隊の方々の様子。
先日も硫黄島の側で噴火が起きて島ができたというニュースが流れていましたが、硫黄島自体も信じられない速度で島が隆起しているのだとか。まだまだ多くの遺骨が残されていると言われる壕も地形の変化が激しく、自衛隊の方でも壕に進んで入ろうとする人は少ないというお話や、80年前に沈んだ船が隆起の結果水面に姿を表している様子は、この島の特徴をよく表しているなと思いました。
個人的には山口一等海佐が家庭菜園のサツマイモを抱えている写真が好きでした。宮嶋さんの説明文の書き出しも、掴みはOKでクスッと笑ってしまいました☺ 撮影の翌年に鬼籍に入られたとのことで、ご冥福をお祈り致します。
後半は日米合同慰霊祭の様子。
写真を見ているだけでは「そういうものなのかー」と流してしまいそうになりますが、宮嶋さんの説明文を読んでいると、だんだん米国側の振る舞いに憤り☹を感じ始めます。
栗林忠道中将夫人とアメリカ側主賓であるアメリカ大使を収めた一枚には色々と考えさせられました。宮嶋さんはこちらの写真を思い起こしたとのこと。なるほど…、たしかに。
【国後島】
10~15年前の写真とはいえ、いつの時代だよ⁉と突っ込みたくなるような風景。
日本人が住んで生活していれば、もっと道路は整備され、沈没した船がそのまま放置されることもないのではないかと思いますが、不法占拠した結果がこれかい…と暗澹たる気持ちになりました。
一方で、この地域に対するロシア中央の政治家や官僚の関心は低く、モスクワからの援助も滞りがちで地元の人達は不満を抱えており、その穴埋めに日本政府からの援助を当てにしている印象とのこと。なんでやねん☹という思いを持ちつつも、それって脆弱性なんじゃない?とも気付かされ。
アメを与えて島民を日本の熱狂的なファンに仕立て上げて足場を固め、北方領土の交渉材料にするのは必要なことなのかも知れない。こういうところは大陸のやり口を学んで籠絡していきたいところです。
近布内海岸にリゾートホテルが立ち並ぶ日を夢見て、我々としてもできることをやっていきたいですね。何ができるのかは、これから研究していかないとですが…。
【まとめ】
先日デイリーWiLLのニコニコ生放送に宮嶋さんが出演された際に今回の作品展を知り、お伺いするに至りました。カメラマンの方の作品展は初めてだったのですが、こういう世界もあるのかと大変勉強になりました。また機会があれば、別の作品展にも行ってみたいと思います。
今回の作品展はまだあと2週間開催されておりますので、みなさまも是非お越しいただければと存じます。
遠方にお住まいの方には、以下サイトで図録の通信販売もされているようですので購入ご検討いただければと思います。
https://www.jcii-cameramuseum.jp/item/2023/10/31/34146/
↓宮嶋さんのサイトはこちら↓
不肖、宮嶋 宮嶋茂樹 儂・サイト
https://fushou-miyajima.com/