本年もどうぞ、よろしくお願い致します。
いやー、疲れた…。っていきなり何を言ってんだってね。
行ってきましたよ。一般参賀に。10:10目指して。
今回で3回目、のはず。貰った旗を返さずに家に2つ飾ってるから。
今回は入る場所が悪かったのか、旗を貰えなかったんですよね。東京駅の京葉線の北口から出てそのまま真っすぐ行ったんですが、9時前に到着してしまったのが悪かったのか、入る場所が悪かったのか。まあ、これ以上飾るところもないし、陛下がお見えになる際はスマホを掲げているはずなのでいずれにせよお役目に預かれないんですけどね…。
ご公務を削減していくよっていう話が最近ニュースでも出ていましたが、今年もお変わりなくお言葉をいただけて、一安心と言いますか、お元気そうで心からお喜びを申し上げる次第です。
そこから乾門に抜けて、日本武道館を横目に靖国神社へ。ただ、Twitterで以前お見かけして気になっていた場所があったのでそこにもお参り。元は「尼港事件」に関する慰霊の地であり、紆余曲折あって今は豪北方面戦没者慰霊碑として鎮座しているということでした。
オーストラリアの北方、ですので、ソロモンとかビスマルクとかガ島はもちろんとして、もうちょっと西のあたりで戦没した英霊も含めての慰霊碑ということです。細かいことまでは書いてなかったですけどね。
そもそもの方の尼港事件は本当に悲惨です。みなさん、戦争は嫌だというのは私も当然同じ気持ちです。でもね、戦争を仕掛けてくるのは他国なんですよ。日本人は基本的に今の状況に満足しているでしょう。間違っても他所の国の領土がほしいなんて言わない。ロシアに、本来我々の領土であるはずの南樺太や占守島(しゅむしゅとう)までを返せよ!と言うことはあったとしても、それ以上は言わないでしょう。朝鮮半島なんかいらんしね。日清戦争の頃からずっと独立せい!独立せい!言うとるのに、いつまで経ってもヒモのままだからね、あいつらは。
蛇足ながら、まだきぼーるの展示の件を投稿できていないので近々記事を書こうと思いつつ筆が進んでいないのですが、樺太情勢は本当に酷いです。つまるところ、ロシアはヤバイってことなんですけど…。展示で見た民間人の地獄の撤退の話、あれは今までで最も大きな衝撃でした。広島人の私ですらですよ。民間人が逃げる中を戦闘機が機銃掃射するやら、逃げ切れないから母親が子供を崖から突き落とすやら、もう、これは・・・頭がおかしくなっても不思議ではない状況。近いうちに、なんとかお伝えしたいと思います。
で、慰霊碑のところまで戻って、靖国神社へ。鳥居がいっぱいある神社の場合は、一番外と一番内側の鳥居のところで礼すればいいよ、という話も伺っていたので、慰霊碑からすぐの大鳥居で一礼。一般参賀からの流れなので参拝の方も多いだろうかと思ったら、この時間はさすがに熱心な人ばかりなのか、そこまでは並んでない。とはいえ十分並んでるんですけどね。私は不敬を承知で参拝はせず、遊就館へすたこら。だって、英霊のみなさんも大変ですよこんなに参拝されたら。落ち着いた頃合いで、2/5に日本武道館で日本古武道演武大会があるので、その際にお参りしようと思っています。
▼第40回 日本古武道演武大会
http://www.nipponbudokan.or.jp/shinkoujigyou/gyouji_06
さて、2度目の遊就館へ。前回は鹿児島旅行の前にとりあえず行っとけ、ということで行ったので、明治の初めまでを抑えられれば良しとしながら展示を見ていました。今回は、日露戦争から大東亜戦争開戦までをLdLuS(理解してリンク)したいなあと思いつつ見て回りました。記念艦三笠の展示を見ていたのも手伝って、日清・日露戦争の理解は随分深まったように思います。ちなみに、5年前にNHKドラマで「坂の上の雲」をやっていましたが、これが日清・日露戦争を理解する上での下地になっています。
しかし、大東亜戦争開戦までと言いながら、結局最後までじっくり見てきました。出たときには15時半になっていたので4時間以上見ていたようです。通りで腰が痛くなるわけだ…。
大東亜戦争が始まるまでの中国とのいざこざのことを日中戦争と呼ばれることがありますが、遊就館では支那事変として扱われていました。いや、戦争じゃないよ? 宣戦布告してないし。局地的ないざこざなだけだよ、ということです。
【参考】Wikipedia:支那事変
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%AF%E9%82%A3%E4%BA%8B%E5%A4%89
色々見てきた身からすると、意外と大東亜戦争の展示はあっさりだなあという感覚。全体の流れを提示するという意味では粒度が揃っていてとても良いのですが、物足りなさを感じてしまいました。ミッドウェー海戦も捷号作戦も特攻の話も、なんか薄っぺらくて本当に大事なことが伝わってきません。まあ、遊就館のカバーする時代がとても長いので仕方ないですよね。100年間を扱う史料館において、所詮4年弱のことにそこまでリソース割けないのは重々承知です。その意味でも、知覧にせよ大津島にせよ、いろいろな史料館に足を運ぶことで得られるものは多いと思います。
帰り際、神社への参拝の列が、朝とは違って門の外まで伸びていました。年初のいつもの光景ですが、今の日本人だって多くの人が靖国へお参りしています。一般参賀にしてもですが、じいちゃん・ばあちゃんばかりというわけでもない。子連れも多く見かけます。
本当に大切にすべきことは何か。他人の情報に翻弄されるのではなく、自分の目や肌で感じたことを、今年も大事にしていきたいですね。