先日、キューバのカストロ議長が他界しました。ご冥福をお祈りし、…て良いものかどうなのか。というのも、独裁者は悪と言われて育ってきたものでして、どうやらカストロさんは共産主義者かつ独裁者だったそうじゃないですか。どうしたら良いんでしょう? あと、暗殺されたわけじゃないですよね。90歳。病気か老衰か分かりませんが、長生きなわけですよ。自殺したヒトラーとは様子が違いそうです。一概に独裁者ガーというのは果たして妥当なのでしょうか?
そもそも、なぜ独裁者が登場するのでしょうか。それは、民主主義が完璧ではないからです。ヒトラーにしたって、トップなってしばらくは民主政治が続いていました。むしろ、ヒトラーが強権を発動して独裁を始めたわけではなく、民主政治を放棄したのは他でもない民意なのですよ。このことを理解しないことには歴史の流れを掴むことはできないでしょう。
豊かすぎる生活を当然のように享受している現代にしたって、それが一旦ぐらついて壊れた時、民衆が選ぶのは果たして…。
この本はアウシュビッツ強制収容所に潜入したポーランド将校の実話です。心して読んだ方が良いです。かなりキツイです。
アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ 新品価格 |